アメリカ合衆国の成り立ちとその精神

アメリカは1776年にイギリス本国から、東部13州が独立宣言をし、それぞれの州で独自の州憲法と政府を備えることとなった。その後、州によってそれぞれ異なる法令などを調整しなくてはならないとう必要が生じ、やがて合衆国憲法が制定されることになる。
とはいえ、州としての権利と権限は確保されており、現在でも連邦会議や連邦裁判所とは別に、州ごとに議会や裁判所があり、それぞれの権限を保有している。したがって、税制や法律などは州によってまちまちとなっている。運転免許や飲酒許容年齢、学制などもそれぞれ州によって異なっているのが特徴だ。
当然、地方自治の規定も州ごとに異なる。これは、アメリカという国が、グラスルーツと呼ばれている草の根運動から端を発して、自治を拡大していった地方自治精神が生かされているからである。
そんな地方自治の集合体が連邦となる。自治意識が「地元(市町村)→州→連邦」と上がっていくにつれて希薄になるのもアメリカの特徴ともいえる。